心で空を見る

時間のリズムから、日々のウェルビーイングへ

ソラのトケイは、空の視覚表現を通じて時間感覚に働きかけ、生活リズムや時差ボケによる負担の軽減を目指す研究開発中のソリューションです。

夜勤、シフト勤務、在宅勤務、窓のない職場、悪天候、海外渡航など、時間の流れを感じにくく、生活時間と身体感覚がずれやすい場面で、活動と休息の切り替えや、自分らしい生活リズムを支えることを目指しています。

時間のリズムとウェルビーイング

ウェルビーイングとは、単に不調がないことだけではなく、身体的・心理的・社会的に、その人らしくより良く過ごせる状態を考える概念です。私たちの毎日は、「働く」「休む」「眠る」「食べる」「人と過ごす」といった時間の繰り返しでできています。

ソラのトケイが着目しているのは、こうした「時間と人との関係」です。時計の数字だけではなく、朝の明るさ、昼の空、夕暮れ、夜の暗さといった空の変化を手がかりに、「今はどんな時間なのか」「これからどんな時間に向かうのか」を感じやすくする。時間のリズムを、自分の生活の中で感じられるようにすることが、ソラのトケイが考えるウェルビーイングへのアプローチです。

時間との付き合い方を、4つの視点から考える

時間の見通し、活動と休息、環境とのつながり、自分らしいリズム。ソラのトケイでは、この4つの視点から日々のウェルビーイングを考えています。

時間の見通し

今が1日のどこにあるかを感じる

朝・昼・夕・夜の変化を手がかりに、現在の時間帯や、その先の行動を見通しやすくすることを目指します。

活動と休息

働く時間と休む時間を切り替える

活動するとき、落ち着くとき、眠りへ向かうとき。時間帯に応じた切り替えを意識しやすくするヒントをつくります。

環境とのつながり

外の時間が感じにくい場所でも

地下施設や窓のないオフィスなどでも、自然な空の変化や外の時間の流れを感じる手がかりをつくることを目指します。

自分らしいリズム

社会の時刻だけでなく、自分のリズムにも目を向ける

社会の時間にただ合わせるだけでなく、自分の生活リズムとの関係を見直し、より自分らしい時間の使い方を考えるきっかけをつくります。

時差ボケへの挑戦

現代の生活では、夜勤、シフト勤務、在宅勤務、窓のない環境、悪天候、海外渡航などによって、社会の時刻と身体感覚がずれやすくなります。こうしたずれは、生活リズムの乱れや、社会的時差ボケ、ジェットラグなどとして表れ、活動と休息の切り替えを難しくし、心身への負担につながることがあります。

ソラのトケイは、こうした現代の課題を「時間感覚のずれ」として捉え、視覚心理からのアプローチで研究開発を続けています。社会的時差ボケについては、社会的時差ボケとは のページでも詳しく解説しています。

ほとんどの生物が持つ自身のリズム(サイクル)

その仕組みは未だ解明しきれていません。植物や虫では解明されつつありますが、人間には心理面が大きく関わるため、あまり研究が進んでいないのが実情です。ただ、外部からの刺激をきっかけに、リズムが変わることはわかっています。

始まりは2010年

ソラのトケイの誕生

2010年に、社会の時刻と生活リズムのギャップによるストレスを軽減できないかと考えたことから、新しい時計の研究開発が始まりました。適切な相対性時計の時刻を体に認知させることで生活リズムに働きかけられないかという発想を、特許取得を含むさまざまな開発と検証を通じて形にしてきました。

ソラのトケイでは、その時刻相当の「ソラ」を視覚心理から認知させることを目指しています。朝型生活への切り替えや、水耕栽培実験、海外渡航での時差ボケ検証など、多様なテーマで研究開発を続け、健康系・時間系の学術大会でも発表しています。

※一般的には光療法という数千ルクス〜1万ルクスの照度の光で明暗サイクルを与える生理的な方法がありますが、ソラのトケイではスマホ程度の照度で心理面からアプローチすることを目指しており、考え方が異なります。

多様化した現代社会のさまざまなシーンで、活動と休息の切り替えや、自分らしい生活リズムを支えることを目指しています。
シーン例
生活リズムの乱れ
昼夜逆転生活
窓のない空間/悪天候時
時差ボケ対策
不眠
仮想日の出体験

ソラのトケイは、夜勤・シフト勤務、在宅勤務、窓のない環境、海外遠征、不眠など、時間の流れや外の変化を感じにくい場面での活用を想定しています。

なぜ、“時間を感じること”が心と身体に働きかけるのか?

人の身体は、外部からの刺激にその都度反応するだけでなく、光や空の変化、時刻、日々の経験などを手がかりに、「次に何が起こるか」を予測し、その先の活動や休息に備えていると考えられています。

これまでの実験/検証の結果のほか、時間認知や予測に関する考え方として、以下の論文などが分かりやすいと思います。(一部を抜粋)

  • 「慣用的時間の概念」
    ある時刻を起点にそれに続くサイクルを認知でき、外因要素と無意識予測による反応がある。[Friedman,1986年]
  • 「時間の定位」
    変化を心に描く能力、一連の経験や想像を再生するように変化を組織づける能力、変化の連鎖を相互に位置付ける能力。[Fraisse,1967年]
  • 「認知発達理論」
    ただし、7歳頃にならなければ発達しない。[Jean Piaget,1946年]
  • 心理時間が身体の代謝に影響があるという考え方を示した調査(論文)など。
アロスタシス(予測的調節)という考え方
身体は、変化が起きてから元の状態へ戻すだけでなく、これから必要になる状態を予測し、先回りして生理状態や行動を調整しているという考え方があります。ソラのトケイは、この考え方そのものの効果を示すものではありませんが、「時間を認知し、その先を予測する」という人の性質に着目しています。
人は「今」だけでなく、その先の時間を予測しながら、心と身体の状態を変化させています。

例えば、朝になれば活動へ向かい、夕方から夜になれば休息や睡眠へ向かう。私たちは、空の明るさや色、時計の時刻、習慣などの情報から、無意識のうちに次の時間帯を予測しています。

日曜日の夕方にいつものテレビ番組を見ると、まだ月曜日になっていないのに翌日の仕事や学校を思い出したり、反対に、体が重く感じていたときでも、うれしい知らせを聞くと気分や身体感覚が変わった経験はないでしょうか。

ソラのトケイは、時間帯に応じた空の視覚情報を提示することで、「今がどんな時間なのか」「次にどんな時間へ向かうのか」という時間認知に働きかけることに着目しています。

分かりやすい例として、夕方の17時を思い浮かべてみてください。下記の写真のように、夏と冬では同じ17時でも空の明るさは大きく異なります。私たちが受け取る視覚情報が違えば、その後の活動や休息に対する心理的な構え方も変わる可能性があります。

夏の17時のイメージ 冬の17時のイメージ

『夏の17時』と『冬の17時』のイメージ

人間は心理面から大きく影響を受け、その多くは外部からの刺激(情報含む)が起因します。ソラのトケイは、人間の外部センサーである五感の中で情報量が最も多い視覚情報による身体変化に着目し、より良い生活リズムを支えることを目指しています。

次のようなソリューションを開発してます

ソラのトケイ Lite
ソラのトケイ Lite

社会的時差ボケ、夜勤、窓のない環境などの日常的な生活リズムの課題へ

ソラのトケイ Jetlag
ソラのトケイ Jetlag

海外遠征、ビジネス渡航時の時差ボケ対策へ

ソラのトケイ Rewind
ソラのトケイ Rewind

焦って寝つけない夜に、時間にゆとりを持たせるサポート

Private Clock Cloud
Private Clock Cloud

API連動により、生活周辺IT機器との組み合わせで活用を広げる

Enterprise版
Enterprise版

企業、工場、病院、交通、施設などに向けた活用を想定