相対性時計とは
アインシュタインが残した言葉に、このようなものがあります。
「かわいい女の子と公園のベンチに1時間座っていても、1分間ぐらいにしか感じられません。ところが、熱いストーブの上に1分間座ってみてください。まるで1時間ぐらいに感じられるでしょう。」
これとは反対の、1時間しか経っていないのに2時間も一緒にいられたと感じたり、1分経ったのに10秒しか経っていない。と思えるといいですよね。
もし、そんな時計があったら・・・
まず、時計について見てきましょう。
日時計が普及し、自由形式から時計的時間形式に変貌。
その後も礼拝にあわせた水時計など、さまざまな時と測る道具が作られました。
不定時法を自動化した万年時計の和時計
セシウム原子時計が開発される
秒の定義が天文学的な定義からセシウム原子時計に移行
協定世界時(UTC)が開始
世紀 | 時計など | 労働時間等 |
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参考:「時計の社会史」著:角山栄
時計が発展する前は、労働時間は長くとも、時間は管理者の時計で行われていたと考えられます。 しかし、航海の安全には正確な時計が不可欠であり、鉄道なども時刻を予測して動けることから、ビジネスが発展し、より豊かな社会に変わってきました。 労働時間に8時間という基準が出来たものの、守られていたかは分かりません。逆に時計の発達によって24時間管理社会に突入。 良い意味で曖昧さのあった社会が、共通の正確な時計によって動かされる事で、人間の心身への影響も少なくなりません。
一人に1つの時計
このような24時間社会では、時間に厳密に管理されるようになり、徐々にストレスを蓄積し、体調不良、効率悪化など悪循環に陥ります。 そこで自分の生活やシーン、体質に合った時計を作ることで、心身にやさしい生活リズムを送ることを可能にした時計の登場です。
アインシュタインのエピソードにもあったように、1時間を2時間に感じたり、みんなの14時は自分の12時(お昼)や深夜1時が自分の12時(お昼)など、生活スタイルによって人それぞれの時計です。
時刻を輪ゴムのように”位置”を移動させて伸び縮みさせることで、時間の”速度”を変化させます。
時刻の時刻板の位置や、時間の速度を変えることで、シームレスな独自の時計を相対性時計と呼んでいます。
この相対性時計を、視覚心理からアプローチしたのが「ソラのトケイ」です。 その他、「Private Clock Cloud」では視覚に限らず、五感を刺激するIT機器と連動でき、より効果を高めることが可能です。